VOICE

沖田ギターユーザー様の声

小池幸夫氏

沖田ギター工房と私の出会いは、今から20年以上前の事。30年来のお付き合いのある、私以上にギターを愛する師匠が成田市にいて、その方のギターの音の追求は並外れていていました。マーティン、アーヴィン・ソモギ、ケビンライアン等のギターを買っては音を気に入らず手放してしまうのです。ある日、「今、持っているギターをもっといい音にしてくれるギター工房が千葉市内にあるから行ってみないか?」とその方に誘って頂いたのが沖田ギター工房との出会いでした。
ネックが順反している、ナットが磨耗している、力木が剥がれている等々、今まで数多くのギターを修理して頂きその度に感動していました。もっと自分のギターをカスタマイズしたいと思いSヤイリ-F505のギターの縁にヘキサゴンインレイを入れられるか伺ったところ、心良く快諾して頂き、出来上がりを確認して大満足。そして4、5年位前にその成田の師匠が沖田ギターをオーダーした話を聞き、私もオーダーしたのです。ハカランダサイドバックのギターは幾つか持っていましたので、ホンジュラスマホガニーのサイドバック、アディロンダックスプルースをトップ材に選択。その他、本鼈甲、黒檀の指板ブリッジ、とオーダー。ネックは太くもなく、細くもなく、6弦、1弦は指板から落ちない様な幅で、塗装はラッカー仕上げ。表板は薄いブラウンを入れて頂く様お願いしました。
沖田会長に心良く了解して頂き、私は「なんてギターに対する探求心のある方で自信のある人なんだ」その時に思いました。そしてその3ヶ月後、でき上がったギターを手にして私は気付きました。このギターが私が追い求めて来た音だと。

近藤晃弘氏

会長がクラシックギターの製作家でおられることは、かなり昔から認識しておりました。アコースティックギターを製作されていることを知ったのは2013年頃でした。千葉工房と自分の実家がすぐ近くにあったこともあり、伺わせていただいた際に初めて会長が製作されたアコースティックギターを弾かせていただきました。その時に驚いたのは、1:音のバランス、2:音の出方、3:コード感とピッチの正確さ、その何れもがとびきり素晴らしかったことです。そして何よりも感じたのは、どのギターメーカー、どの製作家のギターの音にも当てはまることのない、唯一無二。完全に独自のサウンドを確立しているということでした。以来、多くのモデルの音を確認させていただく中、ある共通点に気がつきました。沖田ギターは、ボディサイズや材料構成に関係なく、上記の1から3を完全に満たし、共有していることです。一般的なアコースティックギターの定義には当てはまることのない、沖田ギターの常識を持ち合わすということでした。それを解明するべく、会長に製作についての色々な事を伺ってきました。その中で、一般的なアコースティックギターには用いられていない工法でネックジョイントが行われている事を知りました。一般的なアコースティックギターメーカー、製作家が採用しているネックジョイント方法は”ダブテイル”と呼ばれる工法です。クラシックギター製作の世界では「ドイツ式」と呼ばれています。沖田ギターの採用する工法は「スペイン式」で非常に高度な技術と経験が必要なジョイント方法です。詳しくは文字数が足りなくなります関係でご説明できませんが、沖田ギターサウンドの重要な鍵を握るファクターです。そして、常識とは逆行しトップの厚みを3.7㎜から4.0㎜、サイドとバックの厚みも有名アコースティックメーカーの標準の厚みに+1㎜加えた厚みの材を使用して組み上げているということも非常に特徴的であり、他では真似のできない製作方法とコンセプトです。そして、40年以上多くのアコースティックギターの修理を行ってきたそのノウハウと身につけた技術力、40年以上クラシックギターを製作してきたノウハウと製作における技術力、全てに最上級の材料を使用するという考え方とが見事に融合し世界トップレベルのサウンドを出力する沖田ギターを実現させています。個人的に相当な取り組み方でアコースティックギターと関わってまいりましたが、これほどまでに心を揺り動かされたギターは、沖田ギターが初めてです。ここまでのギターにめぐり会えたことにもはや感謝の気持ちしかありません。沖田ギターで、どこまで自分の音楽を広げていけるのか、その可能性を感じながら共に年月を重ねてまいります。ブランド力にとらわれず、とにかく最高の音を求めておられる方に自信を持ってお薦めさせていただきます。

越井 祐希氏(Best Partner)

沖田ギターに出会ったのは今年20191月でした。以前からお世話になっていた近藤さんからご連絡をいただき、渋谷店にお伺いした際、沖田ギターを弾かせていただいたことがきっかけでした。
初めて弾かせてもらった時は、初めての場所というのもあり、僕もすこし緊張していて、音そのものをじっくり確かめることはできていなかったのですがその中でもしっかりと楽器が“響いている”ことは覚えていました。そしてまたお伺いした際に同じギターを弾かせてもらったのですが、その時に、改めて沖田ギターの魅力を肌で感じると共に、近藤さんがその場で説明して下さったことで、いかにこのギターが響くように作り込まれているか、そのために用いられている木材について自分自身も知ることができ、理解が深まっていきました。僕が一番驚いた点は、シンプルな「Cのコードがとにかく綺麗に鳴ること。その音がどこまでも伸びていく、というところでした。
ギターそのものの大きさは小ぶりなのに、とにかくよく鳴る。そして決してそれは乱暴な音ではなく、それぞれの弦がバランスよく響いて、心地よく弾き手にもそれが伝わってきます。いつしか、このギターを手にしたいと思うようになりました。そして晴れてこの沖田ギターを手にして、演奏面にも変化が多々ありました。一音一音が綺麗に鳴るため、音数が少なくて済むのです。ストロークもそう、アルペジオもそう。ダイナミクスもつけやすいので、感情を音に乗せやすい。コードとして成り立つ和音だけで、グッと来るものがあり、弾いている自分もその響きにグッと来てしまう時があります(笑)これからも、ずっと弾き続けていきたいギターです。